日記 - リヴ・フォーエヴァー

LIVE FOREVER [DVD]

LIVE FOREVER [DVD]

観にいってきました。「リヴ・フォーエヴァー」。
今、90年代イギリス音楽シーンの総括してみるってとこかしら。
2002年製作の映画で多分東京とかだともっと早く公開されてたと思うけど、金沢では今やっと。


懐かしい音楽が聴けてよかった。けど・・・。


どうなんだろなー。やっぱこういう作り方にならざるをえないのかなー。ドキュメンタリーっていうんだろうか。映画っていうよりは、BBCの特番とかでやりそうなかんじ。やたらと政治色強いし(というか、政治色だけ強いし)。実際昔BBCの番組で70年代パンクから90年代グランジまでの流れをあつかったのがあったよ。なんて題だったかなー?忘れちゃったけど。その番組の構成は、ライブの映像があって、当時を振り返る当事者たちのコメントがあって、というもの。ほら、この映画とそっくりでしょ?しかもBBCの特番の方が濃い。ジョニーロットンやラモーンズやリチャードヘルなどがコメントしてた。対してこの映画ではギャラガー兄弟、デーモンアルバーン、ジャービスコッカーでしょ。


似たような映画に"24Hour Party People"ってのがあったけど、あっちのほうは、まだストーリー性があったからな。主人公がクラブ開いたり離婚したりっていう。ただし、24Hour〜がマンチェスターを扱ってて、この「リヴ・フォーエヴァー」がマンチェスターStone Rosesから始まるってのの接続具合はなかなかいい。「シームレス」って感じで。

24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

ギャラガー兄弟には別に期待してなかったし、やっぱ期待しない通り頭悪そうだったけど、デーモンは思ってたよりずっとよかった。「ブリットポップ」のころのデーモンって、甘い顔立ちなのが災いしてなんか日本でいうとジャニーズ系みたいだったけど、この映画のデーモン、やさぐれてていいじゃない。インタビュー中ウクレレ弾いたりしてさ。


あと最後の音楽は、何ですか、あれは。アイドルの歌みたいなやつ。この映画みにくる人の嗜好には合わない気がするけど。


それから、おかしかったのが映画館のスケジュールにかかれてた宣伝文句。「あの時代が青春だったすべての人へ捧げるレクイエム」って、これじゃあ、わたしたちが既に死んでることになっちゃうんだけど。その映画館とはシネモンドです。


あー! 駄目ジャケ100選にBeastyの"AGLIO E OLIO"が入ってるー!!このジャケを「駄目」という視点でとらえたことはなかったけど、まごうかたなき名盤。

Aglio E Olio

Aglio E Olio

まだまだ続いてしまいますが、吉田修一の「パークライフ」ってBlurの「パークライフ」と関係あるの?たまたま?