[感想]『プレイバック』− どこらへんがおもしろいのか訳者もとまどう



むむむ。チャンドラーって、『長いお別れ』だったか『大いなる眠り』だったか映画で観て「わーおもしろくて、かっこいい」って思った覚えがあるんだけど。


この『プレイバック』に関しては、不発だったな。


一番おもしろかったのが「訳者あとがき」。
訳者のひとも『プレイバック』のどこがカンドコロなのかピンとこず、チャンドラーに聞こうにも、当時チャンドラーは死んだばっかりで、訳してる最中いかにも「???」漂ってました感が「訳者あとがき」にかもし出されている。腑に落ちないんだろうなー。関係者がこんなに面食らってるあとがきを目にするのは、初めてかもしれない。清水俊二という方です。