[感想]『プレイバック』− どこらへんがおもしろいのか訳者もとまどう
- 作者: レイモンド・チャンドラー,清水俊二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/08/01
- メディア: 文庫
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むむむ。チャンドラーって、『長いお別れ』だったか『大いなる眠り』だったか映画で観て「わーおもしろくて、かっこいい」って思った覚えがあるんだけど。
この『プレイバック』に関しては、不発だったな。
一番おもしろかったのが「訳者あとがき」。
訳者のひとも『プレイバック』のどこがカンドコロなのかピンとこず、チャンドラーに聞こうにも、当時チャンドラーは死んだばっかりで、訳してる最中いかにも「???」漂ってました感が「訳者あとがき」にかもし出されている。腑に落ちないんだろうなー。関係者がこんなに面食らってるあとがきを目にするのは、初めてかもしれない。清水俊二という方です。